写風人の森暮らし道具 -手入れ-
2021.11.27
キャンプギア
我が家周辺の木々もほとんど葉を落とし、冬の様相を呈してきました。
私の最も好きな季節、本格的な薪ストーブシーズンの到来です。
と言っても、9月後半からチョイ焚きしていたので、
もう2ヶ月分の薪を消費している状態です。
そんなヘビーユーザーの森暮らしは、ほぼ薪作りに明け暮れる毎日です。
というよりは、体力的に毎日コツコツ、というのが正しい表現かもしれません。
それに伴い道具の使用頻度も高くなります。
今回はその道具の手入れについて少しご紹介したいと思います。
小枝が大量に散乱している我が家では、枝払いに小割腰鉈が重宝していますが、
時には土や泥に混じった小石で刃がこぼれることもあります。
また使い込んだ鉈は、刃だけではなく皮ケースやハンドルも劣化していくものです。
そこで、刃物系の道具を長く維持するには定期的な手入れが大切になります。
私の腰鉈の柄はクルミ製なので、柄の手入れはクルミ油を使います。
刃についた樹液の汚れは、刃物クリーナーを使うときれいに落ちるのでお薦めです。
刃こぼれや切れ味が悪くなったときは砥石を使いますが、
腰鉈の刃はナイフや包丁のように小刃がなくストレートな刃部になっているので、
初心者でも角度が分かりやすく研ぎやすい形状になっているので、
研ぎが苦手な方も一度挑戦してみて下さい。
革製のケースは放っておくと乾燥して劣化していくので、
ミンクオイルなどで磨いてあげます。
長期間使わないような場合は、
サビを防ぐために椿油などをブレードに塗っておくといいでしょう。
私は道具には使い手の魂が宿ると思っています。
手入れを繰り返すことで、
単なる道具がかけがえのない一丁に変化していくのも楽しみのひとつですね。
写風人