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丸和工業
朝顔七輪 210

商品番号 ma_001
価格 ¥ 15,500 税込

天然珪藻土岩の切り出し七輪


素材:天然珪藻土岩(石川県珠洲市産出)
サイズ:外寸:直径21cm(中程17cm、底部16cm)、高さ16.5cm
重量:約2kg
火皿:本体と一体成形
補強金具:真ちゅうバンド巻
付属品:専用のスチール丸網1枚(直径19.5cm)

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製品紹介

珪藻土を彫刻のように手削りした一品

上から見た形が朝顔の花に似ていることから「朝顔七輪」と名づけられている美しい七輪です。

昔ながらのオーソドックスな形でやや小ぶりの丸型。小人数向きです。

上部の3つの黒い突起が鍋を受け止めて、空気の通る隙間を確保します。

火皿は本体と一体成形。取っ手が付いているので持ち運びに便利です。

珪藻土を彫刻のように手削りした一品

珪藻土とは

珪藻土は、太古の海に生息した藻類の一種である「珪藻(約数10μmの大きさの単細胞植物)」が死んで堆積し、化石化して岩石となったものです。

水底に沈殿した死骸の中の有機物の部分は、少しずつ分解されていき、最終的には二酸化ケイ素(SiO2)を主成分とした「殻」の部分だけが残ります。長い年月を掛けてこの珪藻の殻が化石化し、岩石となったものを珪藻土と呼びます。

古くから炭火を入れて使う七輪として、家の土壁の材料として、また漆器で有名な輪島塗の下塗材としても使われています。

ナノメーター(100万分の1mm)単位の孔が無数に並ぶ超多孔質構造を有するこの土は「調湿性」(吸湿と放湿により湿度を一定に保つ)という最大の特性と共に「脱臭性・耐火性」等様々な効果を発揮します。

七輪との関係で言えば、珪藻土は熱せられると蓄熱し遠赤外線を出し、高い熱効率と焼き物における美味しさを生み出します。

七輪の製法の違い

七輪の製法は「練り物」製法と「切り出し」製法に大別することができます。

「練り物」製法は珪藻土(けいそうど)を砕き粉末にして練り、型に流し込み成形する製法です。

大量生産がきくために安価に作ることができますが、七輪が重くなり、劣化が進むと外側からポロポロと崩れてきます。

一方「切り出し」製法は、地中から採掘した珪藻土ブロックから専用のノミで一品々々切り出し、さらに2昼夜薪窯で焼く製法です。

天然の珪藻土を活かした製法のため、熱効率が非常に高く丈夫で思いのほか軽いのが特長です。

有限会社丸和工業(石川県珠洲市)

有限会社丸和工業(石川県珠洲市)

日本海に突き出た能登半島の先端にある珠洲市で江戸時代から続く伝統的な工法で切り出し七輪を作っています。

ほぼ全ての工程が手作業で行われ、一つ一つに職人が想いを込めて創り上げていきます。

2022年に珪藻土岩の切り出し技術は「珠洲市無形民俗文化財」に認定されています。

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