写風人の森暮らし道具=グレンスフォシュ・ブルーク=
2022.03.04
薪割り
スコン!スコン!
玉切りの割れる音が心地良く森に響く。
1年中薪ストーブを焚いていたい・・・
誰に気兼ねすることなく焚き火がしたい・・・
そんな思いから駒ヶ根に移住し、森暮らしが始まりました。
薪ストーブ歴は今年で27年目になりますが、移住してからは3台を焚くヘビーユーザーです。
年間12トンの薪を作るのに欠かせない道具がこの斧達。
薪作りを始めた頃は様々なメーカーを使っていましたが、最終的にたどり着いたのがグレンスフォシュ・ブルークです。
始めの1本は大型薪割り442(写真左)でした。
こんな薪割りが欲しかった!と世界中の薪割り人から賞賛の嵐が巻き起こった話題の斧です。
次に買ったのが、ハンター418(写真右)
グレンスフォシュの場合、品番で呼ぶことが多いので覚えて頂けると間違いないと思います。
442はすでに25年目を迎えますが、ヘッドの手入れが行き届いていればこの通りまだまだ現役です。
(ただ2年前、友人が試し割りをした時に折られてしまい、柄の交換はしています。)
私の場合は、442が最も取り回しが良くて薪割りでは出番が多い斧です。
薪割りに適したもう一つの斧が、ロング大型薪割り445。
ヘッドは442と同じですが、柄はストレートで長いので遠心力を生み出し、よりパワフルに割ることが出来ます。
更に重くクサビを叩けるハンマー斧が右側の薪割り鎚(づち)。ワクチンも高齢者枠で打った私には、重すぎて体力的に持ちませんが、重い斧になれている方はこちらの方がいいかもしれませんね。
柄のタイプは、442と同じ薪割り鎚ショート451と、445と同じ薪割り鎚450の2種類があります。
薪割り斧は他にも小型薪割り441と、ウッドチョッパー439があります。
これまでが薪を割るためのスプリッティングアックスです。ヘッドに厚みがあり、ミスショットをした際に柄を守るプロテクターが装着されているのが特徴です。
次にご紹介するのが焚き付け作りや枝払い用のキンドリングアックスです。
薪割り斧に比べ刃も薄くナイフのようなエッジが特徴です。
左からハンター418、ワイルドライフ415、ハンドハチェット413、ミニハチェットGB410。
その中でも私的には418が扱いやすく出番も多い手斧です。
418は本来ハンティング用にデザインされ、片手両手でも使えキャンプなどの焚き付け作りなどにも重宝します。
また不動の人気を誇るワイルドライフ415と同じヘッドを持つハンドハチェット413も、チビで愛嬌もあり携帯しやすくてお気に入りです。
他にも枝払い用の小型フォレスト420とスカンジナビアンフォレスト430の特徴的な柄のカーブも魅力的です。
枝払い用の斧とはまた別の特別な斧がアウトドアアックス425。
キャンプでの枝払いや薪割り、ナイフや調理など、万能斧とも言えるほど。小型軽量ながらプロテクターが付いているのが特徴です。
他にもログビルダー用の斧もラインナップされています。
森暮らしの中で、意外と扱いやすく出番が多いのがこのカービング475。
写真は赤松の丸太から肥松(ファットウッド)を削り出している所です。刃先が大きく湾曲しているので彫りやすい斧です。
冒頭にもご覧頂いたように、斧は手入れしていれば何十年とベストな状態で使い続ける事が出来ます。
グレンスフォシュ専用のシャープナーやオイル、ワックスもラインナップされているので手入れはさほど難しいことはありません。
斧を使いこなし手入れをする度に自分色の斧として愛着が沸いてくると思います。
また斧の管理ですが、薪ストーブの近くに置くと、乾燥しやすく柄が痩せてしまうのでなるべく乾燥しない場所に保管しましょう。
「斧なんて、どれも一緒でしょ!」と家族にたしなめられながらも、欺し欺し増え続けた斧達。
しかも他のブランドには目もくれずグレンスフォシュ・ブルーク一筋です。
そんな私から嬉しいお知らせです。
ようやくオンラインストアでも扱うことになりました。
「スウェーデン斧の名品」を是非一度ご覧下さい。